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【ずずの奇妙な冒険】第19回  ずず、髪を切りに行く

【ずずの奇妙な冒険】第19回  ずず、髪を切りに行く
2008年5月27日配信





こんにちは。
ずずです。

現在、無職。
でももうすぐ、6月から働きます。

新しいYシャツ。
新しいネクタイ。
新しいハンカチ。
新しいスーツ。
新しい革靴。
新しい髪型。
新しいメガネ。
新しい定期。
新しい財布。
・・・を揃えたい気持ちにかられています。

2月に前職を退職して約3ヶ月の間、
無職であるが故の生活苦。
日進月歩、身心の大事なものと余計なものが削げ落ちてゆきました。

同じ小説を何度も読み返したり
同じ映画を何度も見たり
同じカップラーメンを何度も食べたり
通りをぐるぐると歩いてみたり、
とにかく暇をつぶすため、
極力、お金をかけずに、生産性なき日々を送る。。。

真昼間に、眠そうな目で、コンビニに新聞を買いにゆく。
不安にかられて、友人に電話する

「働き始めれば、解決するよ。その問題は。」と皆言う。
「そう思うよ」僕は言う。

働くことが当たり前の世の中で、働かずにいることの残酷なことはありませぬ。

前にこんなことがありました。

毎朝早くから、夜遅くまでヘトヘトになるまで、
月曜日から金曜日まで、時には土曜も祝日も、働いて。働いて。働いて。
仕事を追いかけ、追われていた時に、
寝るためだけに帰ってくるボロアパートで

ドアを開け、スーツを脱ぎ捨て、布団にもぐりこむ。
「明日のために、仕事のために、俺は寝なきゃならぬ」
そう思った瞬間、なんだかとても腑に落ちない心地になる。
夢も見ずに、深く深くへと眠り落ちる。

けれど、今。
夜になり、暗くなり。寝ようと思い、
布団にもぐりこみ、目をつむる。

特に眠たくはない。ということに気がつく。

「明日のために、眠らなきゃ。」
「明日は何かあるのだろうか」
「いや、何もない」
「眠たくないのに寝る必要はあるんでしょうか」
「いや・・・ないっす」

そんな自問自答の日々。

ふと、この3ヶ月の「ぷー太郎」の期間を、公園のベンチで
ゆっくりと眺めて見る。
手にとり、いろいろな方向から眺め見る。
まるで遠い昔に造られた、それはそれは値打ちのありそうな壷を
眺めるがごとく。。。

人間、長い休暇はそれほどいらないようです。
休暇は、息継ぎのように、チョコチョコとるのがちょうどいい
一週間以上の休暇はかえって、身体には害毒かもしれません。

酸素の取りすぎが身体によくないように
休暇の取りすぎもまたしかり、身体がどんどん酸化して
錆びていくと、身動きがとれなくなってしまいます。

そんな平日の午後の公園の滑り台の辺りには、子供たち数人なにやら会議中。
昔も今も、田舎も都会も平日の昼間の公園は子供の集り場。憩いの場。

けど、ちょっと違う光景がそこにあるとすれば、
子供たちから少し離れた辺りには、親がしっかりとその安全に目を配らせている

何の心配があるだろう。それでも親は目を光らせている。
けど、ちょっと、待てよ。
もしかすると・・・こんな真昼間の公園のベンチで、危険性?
酸化した男ずず26歳♂
彼の存在が、危険な匂いをかもし出しているんだろうか。

少し切ない気持ちを押しやると、それに呼応して
生理現象というやつがふいにやってきて
トイレにゆく、少々の用事をすまし、手を洗い、鏡を見ると、
2ヶ月はほったらかしにしたであろうという手におえない髪型の男がそこにいる。
不精の髭(決してずずは髭は濃くないのだが)まばらに生えた顎と鼻の下あたり

刈り応えのなさそうな雑草たち。

世間的に不審者の風貌のずずは
その足で、髪を切りに行く。
この髪型が運気を逃しているに違いないと。

某美容室にて。

美容師A「どんな風にしましょう」
ずず「短め。イガグリみたいな、それでいてシュッとした感じにして下さい」
美容師A「なるほど、いいすね」
ずず「・・・」

最近の客商売は顧客志向、顧客の要望に如何に応えるかが勝負の分かれ目。
顧客満足度が得られれば、最悪、髪なんて切らなくてもいいぐらいの勢いが、
その美容師からは確かに感じられた。
そういう勢いは嫌いじゃない。彼は美容師となって6年目らしい。

小一時間後、イガグリヘアーの出来上がり。

イガグリヘアーができるまで、会話に熱心な美容師さんとの話題は
概ねラーメンの話とうまいビールの話。
始まりは、うまい蕎麦についての話だったんだけど、いつの間にか
ラーメンの話になってしまっていたんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな美味しいソバ屋があるんですかぁ
行ってみたいですね~
ところで、こないだの休日・・・
鯖の缶詰とトマトジュースという最悪の取り合わせで朝食をすました後に
古い友人のNからの着信が1件あったんです。
古い友人ってのはいいですよね。
友人って古くなればなる程、味が出るんですよ。

ワクワクしながら、かけ直してみると、
「ラーメンでも食いにいかないか、どうせ暇でしょ」ていう話。
しばらく会ってもいないのに暇だと決めつけてくれる辺りが気持ちいい
「どうせ暇でしょう」に対して噛みつくこともなく
ラーメンは嫌いじゃないしと一時間後に池袋で待ち合わせ

池袋駅メトロポリタン口で友人と落ち合うと、そのまま有楽町線に乗り飯田橋へ
向かったんだ。
(その友人は、毎週、必ずラーメンを食べるという趣味を1年前から続けているら
しいのだ)

飯田橋駅から徒歩10分、学生街の賑わいの中に、ラーメン屋が2軒並んでいて
うち1軒はガラガラで、もう1軒は満席。
僕らは少し並んで、繁盛している方のラーメン屋に入った。

カツオと豚骨で合わせたスープは、あっさりとしていて美味しいという幸福感が
わいてくる。

店を出た後に、少し散歩がてらふらつくと、靖国神社があって
そこは、ちょっとした公園になっていて、フリーマーケットをやって、結構たく
さん人もいたんだ。

こんな昼間っからビールを飲むっていうリッチな気分を味わいたいのだけれどと
いう
友人の提案にのっかって、コンビニでちょっといいビールを買い、ベンチに座っ
て、一杯やる。

暑い日に公園の日陰で、ビールを飲むっていうのは、意外と心地がよかったりす
るんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなどうでもいい話の合間に、美容師はカットを終えて。
イガグリヘアーが完成したわけです。

凄腕美容師の仕事術。
それは、どうでもいい話に華を咲かせて、
それでいて、ついでにカットをササっとすませてしますこと。

というわけで、今回はこの辺で。オシマイです。
ではまた。次回に。


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