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【ずずの奇妙な冒険】第6回  東京ライフの巻

【ずずの奇妙な冒険】第6回  東京ライフの巻
2006年12月5日配信



仕事が忙しくて、この頃は本を読む時間も、映画を観る時間も、音楽を聴く時間も、

お酒を嗜む時間も、煙草をくゆらす時間も飯を食う時間も寝る時間さえも、

まばゆいばかりです


「仕事が忙しくて」というのは、もしかすると言い訳に過ぎず

僕より忙しい人は7,000億人くらいはいるような気がするし


数年後の僕が、今の僕をみれば

「やれやれ、まったく、暇そうなヤツだったなぁ」、と感じるかもしれません


今ほど忙しいとは感じなかった学生時代に、自由に使える時間が沢山あった学生時代に、

どれだけの本を、映画を、音楽を嗜んでいたことか・・・


「時間」を口惜しく思うのは

忙しくなると「時間」の大切さを昔以上に身にしみて感じてしまうからでしょうか


定期的にやってくる休日を前に、その貴重な「時間」を

無駄に過ごしてまうんじゃないかと不安に陥ることすらあるのです


ちょうど一年前の学生時代、なんともまぁ、無駄で自由で

今風に言うと「使い放題の時間」があったものだろう

モラトリアムの学生時代

「秋刀魚が食いたい」と誰かが言ったら、七輪を買ってきて、

夜中に近所の公園でさんまを焼いた


「映画が撮りたい」と誰かが言ったら、「映画撮りましょう」というビラを貼って、

素人仕立てのショートムービーを撮った


高い授業料を払いながら、講義には出ず、一日中寝て過ごして

家から一歩も出ずに、酒びたりになったこともあった


明日の予定は明日決める、何かが起きるかもしれないし、

いつも通り平凡な一日が過ぎ去るだけかもしれない


冷蔵庫の中にジャガイモと豆腐があるから、誰かに

白菜とネギを持ってこさせて鍋でもしよう


ウィスキーも少し残っているから、きっと何もかも大丈夫だろう

何の問題もない


けれど、どうして財布に金がないんだろう


そうか、先月、友達がイタリアに行こうと言ったから

「暇だからそれもいいコロッセオには行ってみたいし、そのまま流浪して

チェコあたりで、しこたまビールを飲むのもいいなぁ」と早合点した

(別にイタリアじゃなくても、スコットランドでも、タイでも、佐渡でも早合点しただろう)


すぐに家賃と生活費に充てるはずのお金をおろし、後輩の車を走らせて競馬場に向かった

(先輩だったかもしれない)

土曜日の競馬場には、かれこれ3年は洗濯してないんじゃないかというような

ボロ衣をまとった老人や、アルコール漬けの中高年らが多く出揃っていて

彼らの死んだ目からは、それでも

「僕は将来、イチローみたいなプロ野球選手になるんです」

と言いながら、普段はサッカーをやっている、あの純真さを感じた


・・・結局、競馬場で僕にミラクルは起きず


イタリアに行けなくなるどころか、敗戦の精神的な傷は

少なくとも2日3晩は、僕の心の臓を1時間おきに苦しめて

経済的な傷は、約1ヶ月、僕の食生活をスリルあるものにしてくれた


けれど、その時は、それはそれでいいと思った

持て余している時間に、高揚感を与えてくれたのだから


学生時代というのは、捨てても「捨てきれないほどの時間」があるもので

ただ、それを本当に実感できるのは、その「捨てきれないほどの時間」が

なくなったときなのでしょう


「幸福」とやらを追求している人の大半は、というより僕は常に「時間」が欲しいと感じている

「時間」があれば・・・と嘆いている


そして、その「時間」を得るために働くのだけれど、いつの間にか、

貴重な「時間」を使ってまで、働いてしまっていると感じることがあるのです


(とりわけて、僕の場合、京浜東北線大宮方面行き最終電車の中、

24時30分、疲れとアルコールの臭いで充満した満員電車の中で

ペシャンコになっている頃に感じます)

効率的な時間の使い方
思うに、僕はまだまだ「時間」を効率的に使っていないのだろう

効率的に動き、働き、如何に自分の「時間」を多く確保するか


そう考えて生きている人が東京には多いような気がするし

それを得意としている人も多いような気がします

(東京で空に浮かぶ雲の数を数えているサラリーマンは見かけません)


そして「忙しい人ほど、たくさんの時間を持っている」のです

仕事でも、休日やプライベートで仕事以外のことに興味を持ち

活動することは本当に重要だったりするんです


「自分の仕事についてはよく知っているけれど世間のことはよくわかりません」

という人は、人生という長旅においては迷子に陥りやすい


とはいえ、僕の場合、出不精でこもりがち

平日のうちに休日の予定をたてるという習慣はなくて

土曜日は昼まで寝て、午後は一週間分ためた洗濯と部屋掃除などなど・・・


家事労働が終わってからは、1~2本の映画を観て(借りてきた映画が僕を疲れさせます)

半世紀以上前の古い小説を、しかも既に読んだことがある小説を流し読みして、

眠たくなって、眠るのが関の山


冷蔵庫の中に、白菜とジャガイモとなめこがあったとしても

地元や大学時代のように、目と鼻の先に友達が住んでいるわけでもなく


東京に住む友人らと遊ぶにしても、計画的に予定を組まないといけないわけで

(皆、忙しいのです)、学生時代のように

「特に用事もないけど、暇だったら30分くらいお茶でもしよう」とか

「5分くらいキャッチボールをしよう」というある種の無目的な約束をするために

1時間以上も電車を乗り継いだりするだけのモチベーションを

休日に沸きたてるのは億劫に感じてしまったり・・・


「時間」の使い方はとても大切なのです。


極端ですが、カップラーメンにお湯を入れて、ぼんやりしているうちに

30年くらい経ってしまうんじゃないか

という不安をもっていた方がいいくらいなのです、僕の場合は


職場の僕のデスクには、効率的に時間を使うために、手帳の他にもう1つ

「TODONOTE(やることノート)」なるものを置いています


その日、やるべきこと、やりたいことを優先順位の高い順に毎日書き込み、

やり終えたら、消していく


「何かやりたい」という気持ちだけが明確で具体的な何かが見えないときは、

今すべきことが何かを確かめるには最適かもしれません

特に僕のように、忘れっぽい人間は、時間の無駄使いに長けている人間には

必要なツールかもしれません


休日を台無しにしないために、休日も同じように「トゥードゥ-ノート」を

作るのもいいかもしれない

「やることノート(休日用)」

◆○月×日(土)

・洗濯
・掃除
・○○と15時に買い物、その後お茶、そのためにアポとる
・映画観る
・スポーツする(走る)
・井の頭公園に行く(行かなくてもいい)
・買うもの(歯ブラシ、洗剤、冬物コート、ボウモア)
・爪を切る
・クリーニングを出す
・サリンジャーの「シーモア序章」を買う
・「JOY序文」の原稿をメールでFに送る
・水道料金を払う
・自転車に空気を入れる
・禁煙する(2559回目のチャレンジ)

計画的な毎日は、僕の望むところではないけれど

(生来、時間を無駄に費やすことに美徳さえ感じていました)

やってみる価値はあるでしょう

詩「東京ライフ」
「何もしないよりは、失敗をした方がいい、健康にもきっといい」

そう言い聞かせて、東京ライフ(住んでるのは埼玉だけど)

あえて、今頭の中で、僕が僕に送った詩を書き置きます

(生きている人は皆、詩人か小説家かロックンローラーです、

たいていの場合、読者は自分だけ)



詩「東京ライフ」

学生を終えると(終えていなくても)、僕、生活することが目的です

生活には「時間」と「金」が必要で、「時間」は「金」で買えるのです

コンビニやスーパーで売ってます

行商から買うのもいいでしょ


「金」を稼ぐには「時間」が必要で、「時間」を浪費しないためには

効率的な計画が必要で、たぶんその計画のせいで、気分を害することもあるでしょ


東京には「仕事」も多く、「金」を稼ぐ機会も多いようで

その分、「時間」の浪費する機会もしこたまで


僕の運転席に、僕が座り、ナビは「幸福」にセットして

「TODONOTE」を棒読みする

旅の途中に、トイレに行きたくても、ブレーキが壊れてしまってどうにもならず


10年くらい後には、助手席や後部席に、いつの間にか

僕のパートナー(顔も知りませんが)やら

犬やらカメやらも乗り込んでいよいよ僕はリタイヤすらできません


レモンのような乗り物、鳴り響く「時間」と「金」のBGM

手の振るえは止まらない



ずずでした。また、次月に


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Author:JOYJOB        ニイガタ若年就労支援サークル

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